パッションフルーツ

トロピカルフルーツのブームの中、手軽に栽培が可能で花と果実を楽しむことができるパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)の栽培方法を紹介します。

パッションフルーツはつる性の多年草で、時計の文字盤を思わせるきれいな花が咲きます。

品種の系統はたくさんありますが、赤紫色の系統が日本では主流で美味しく香りがよいです。

一般には、あんどん仕立ての鉢物が主流でしたが、最近は緑のカーテンとして利用される方が多くなってきました。

【別名】:クダモノトケイソウ   

【性状】:半耐寒性常緑(1℃以上)

つる性多年草

【原産地】:ブラジル

【開花時期】:5~7月、9~10月の年2回

 

【収穫】:7~9月、1~5月の年2回収穫ができます。緑色の果実が赤紫色に変わり蔓から落ちます。落下した果実を収穫します。

【果実】卵型の赤紫色をした表皮のきれいなくだものです。中身はオレンジ色で、風味(香り)がよく、甘味、酸味等をもった果実です。

【食べ方】:半分に切り、オレンジ色をしたゼリー状の果肉をスプーンですくいあげ、種ごと食べる。

育て方(栽培方法)

【置き場所、日当たり】:日当たりの良い場所。半日でもOK。

【用土】:水はけのよい土地を好みます。鉢植えは赤玉土(小粒)6、腐葉土2、堆肥2の割合で混ぜた土を使用します。

【肥料】:1ヶ月一回、有機配合の発酵固形肥料や緩効性肥料。天然動物質有機肥料グリーンキングを推奨

【病害虫】:ほとんどありません。アリが来ることがありますが害は与えません。

【受粉作業】:めしべに直接花粉をつける。絵筆等での受粉が便利です。着果率を高めるために10~17時頃までに人工受粉をする。

【ツルの整理(剪定)】 ツルが伸びすぎた場合は開花期直前でなければ、あまり神経質にならずにいつでも刈り込んで結構です。

【冬越し】地植えした苗はコンパクトに刈り込み⇒鉢上げし⇒室内に。1℃以上